様々な原因で発症するADHD

脳の一部に障害が起きるとADHDを発症しやすくなります。しかし、脳の神経伝達物質に異常が発生することでもADHDになる可能性があるようです。
脳内に存在する無数の脳細胞は、神経伝達物質を介して、あらゆる情報を伝達し合っています。神経伝達物質の代表的なものには、ドーパミンなどが挙げられます。
神経伝達物質の異常は、前頭葉に悪影響を及ぼし、落ち着きがなくなってしまうと言われているのです。神経伝達物質がうまく機能していない場合、脳細胞間に充分な情報が伝達されなくなってしまうため、ADHDに繋がりやすくなります。
脳の神経伝達物質であるドーパミンは、情報伝達という役割を終えるとドーパミントランスポーターによって回収されるのが本来です。ところが、まだ情報伝達として利用されていないドーパミンが回収されてしまうと、情報のやり取りが不充分になってしまいます。この状態からADHDを発症することもあると言われているのです。
また、遺伝子の中には、様々な物質が存在していますが、ADHDの原因になるのはHB-EGFと呼ばれるものです。HB-EGFは、記憶力や社会性、自制心などをコントロールしているもので、不足した場合いずれかに異常が見られるようになります。このような遺伝子によってADHDが引き起こされる場合、兄弟揃って症状が現れることもあるようです。
そして、環境ホルモンや鉛などの物質が多い環境下で生活しているとADHDを発症しやすくなります。さらに、生活習慣やケガなどが発端でADHDを発症するケースもあるとされています。

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